1尺(30cm)と6寸(18cm)

2017年8月4日 [CAT習作] [要素:, , ]

今作っている仏頭は1尺の聖観音と同じ大きさです。1尺は約30cmで、仏像の場合は足底から額の白毫までが1尺となります。なので頭のてっぺんまでだと30cmよりもう少し大きくなります。

6寸(約18cm)の瑠璃観音の顔と比べてみました。高さにして6割ですが随分大きさが違います。顔の大きさ4倍くらいある?
1尺と6寸

1尺の仏像は、実際に作るとなると「うーん、大きいなぁ」と感じるサイズです。作ろうと思うには気合や勢い(笑い)が必要。でも飾ると見映えするサイズでもあり、展示会に出すなら1尺は欲しいと感じます。

私は用材の都合から6寸の物しか作ったことがないのですが、1体くらいは1尺で作ってみたいです。木材の値段とか技術的な事とか完成後の置き場所とか、色々ネックになる事はあるのだけど。

大きければ細かい部分は作業しやすいけれどもバランスが崩れやすく、小さければバランスは取りやすいけれども細かい作業が大変です。大きくても小さくても難しい部分があるのですな。

聖観音仏頭 ちょっと手直し

2017年7月6日 [CAT習作] [要素:, ]

まん丸顔を何とかすべく、口元から頬にかけて、下げてみました(写真中央)。更にこめかみ付近を少し細くしてみました(写真向かって右)。自分としてはすごく頑張って削ったつもりなのですがこうして写真に写してみると、気持ち程は変わってない…。
聖観音仏頭手直し

こういうのって手本と比べて見ても違うのは分かるものの、具体的にどこをどうすればその形になるのか分かりません。他人が見れば修正するポイントが分かるのに。人の事は見えるけど自分の事は見えない…まるで人生みたい(^^;

聖観音仏頭完成 しかし失敗

2017年6月30日 [CAT習作] [要素:, ]

瑠璃観音の練習として作った仏頭。できたけど、先生からは最も根本的な部分でのダメ出しがありました。耳たぶの下の位置とあごの位置が揃っていなかったのです。

可能な限り修正はしてみたものの、あご下を短くした分、今度は顔がまん丸になってしまって、気に入らない…。仏さまの顔は面長でないとね。
聖観音仏頭 失敗作

ですが、先生の話を聞いたところでは、造作の出来不出来より、最も基本的な事柄を守ることの方が仏像を作るうえでは大事なように受け取れました。つまり、寸法や配置や型の決まりがまずありきで、彫り方の技術的な話や見た目の良し悪しはその次。アマチュアには許されてもプロ(を目指す弟子含む)には許されない初歩的ミス、といった感じ。

あ、私、本格的な仏像彫刻についてはアマチュアなんで、可ということで。えへへ。

仏像は寸法が相対的な比率で決められています。中の嶋田園鉄道さんの仏像彫刻の方法に分かりやすい解説があります。更に、その寸法を基に各パーツの位置関係も決められている部分があります。耳とあごの位置関係もそうです。

こういう決まり事というのは長い時間をかけて積み重ねられてきた「最も美しき形状」なのだろうと思います。宗琳さんが著書の中で「個性とはき違えて滅茶苦茶にしてくれるな」と書かれていたのもきっとそういう部分なのではないかなと。

それはさておき、今回は耳の位置を間違えて書き込んだのが原因のようです。他にもサイズを間違えていたような。納得がいかないのでもう1回作ってみます。小さめの木にしようかとも思いましたがやはり条件を同じにしないとどこが悪かったのかきちんと確認できないでしょうから、仕方ないので(?)またこのサイズでやってみましょう。

なんせこの仏頭、1寸用と同じサイズなので大きくて、細かい部分は作業しやすいのですが大きい分、バランスを取るのが難しい…。彫るのに時間もかかるし。髪の毛の線を入れるだけで2時間かかりました。いつも小さい物ばかり作っているもので(笑い)。

こんな風に寄り道ばかりしているから本体が進まないのですね。はい。

できることをやる

2017年6月5日 [CAT習作] [要素:, ]

瑠璃観音もそろそろ顔や頭を作っていかなければいけない段階に。

白衣観音は仏頭を含めて複数作っているので瑠璃観音も基本的にはそれと変わらないのですが、衣を被らない頭をどうしようかな…という迷いもあり、とりあえず本番は置いといて、仏頭で練習に入りました。

まだ途中ですのでちょっと不細工です(笑い)。向かって左は先輩が貸してくれた見本。15年前、仏像制作経験初期に作ったそうです。いやほんと上手。最初からこんな上手かったんだなぁ。
瑠璃観音仏頭

先日は手がうまくできなくて仏手を作りました。今はまだできないなぁとか気に入った形に作れそうにないなと思う時は、パーツの練習に限ります。練習だったらどんな形になってもいいから。本番がそれだとやっぱり悲しいし。

できない事を無理して進めるより、できる事をまずやってみるのが私にはベターに感じます。

瑠璃観音の手

2017年5月29日 [CAT習作] [要素:, , ]

薄い衣にも苦心してますが、手にはもっと頭を抱えております。瑠璃観音は手首を少し内側に向けてつぼを持っており、下図が正面からではなく斜めからの角度なので正しい形が分からないのです。

先生に「うーん、これはヨロシクない…」とつぶやかれつつ、直しを入れてもらうのですが、私の頭の中に正しい形が入っていないからいくら彫ってもそっちの方向へ進みません。かつて練習で作った仏手や自分の左手を見ながらやっているのですけど、やっぱり違ってました。

そしたら、仲間のベテランさんが参考資料↓を貸してくれました。

どんぴしゃで同じ物を持つ手が掲載されておりました!ああ~、うれしい~。正面、真横、真後ろからの写真がありますのでこれを目指して作っていけます。

瑠璃観音の手

手をいくつも作って練習

この本も既に絶版だそうです。すごく良い情報が載っているのに。最近は本の出版寿命が短くなりましたね…。図書館でリクエストすると借りられますよ。