火事場の馬鹿力

2019年8月13日 [CAT雑記] [要素:, ]

うちの老犬が散歩帰りに意識を失い、それ(32kg)を抱えて歩いたと書きました。ケガは完治したの?と思われた方、正解です。

私、健康な状態なら30kgの物は持ち上げられます。大型犬を飼うにあたり、犬がグッタリした場合にも私一人で車へ運び病院へ連れて行ける大きさ、つまり30kg程度までという条件を付けていました。ただし、ケガをして手の機能が低下することは考えておりませんでした…。しっかりつかむことがまだ難しい面と痛みもありまして、10kg以上のものは持たないようにしている中でのことでした。

火事場の馬鹿力というやつですね。その時は何も考えずに必死で抱き上げて歩いたのですが、時間が経つほどに手が痛み出しここ3ヶ月のケアがパーになるくらいまで状態悪化。直後2日間はあまり痛まなかったところを見ると多分、かなりのアドレナリンが出ていたと思われます。3日後にガツンと痛み襲来。

体重32kgだと10歳児くらいの重さでしょうか。子供なら肩に担ぎあげるかおんぶすればまあまあ歩けるんですが大型犬だとそれができなくて、腕の力だけで持ち上げることになります。32kgのバーベルを腕に乗せたまま歩く感じ?しかも持ちにくいんですわ、形状的に。
10m歩いては下し、また抱えて10mよろよろ進んでは下し、の繰り返しでした。4回目に抱え上げたところで意識が戻って暴れ出したので下したら何とか自力で歩いてくれたわけですが。

眠る犬

元気は戻ったけど足の動きが今ひとつ

ちなみに家まで50mの距離で歩けなくなりました。そもそも普段の散歩自体が100m先の公園へ行って臭いを嗅いで帰ってくるだけなんですけどね。おばあちゃんだし、足悪いから、あんまり歩かないです。

ところで人間の筋肉って普段は6割くらいしか能力を発揮していないらしいですね。アスリートで8割とか9割とか。筋肉の能力を完全に発揮すると周囲の腱や骨が耐えられないのだそうです。だからアスリートでも体が動きすぎるとアキレス腱切ったりするんだって。調子の良い時ほどケガには要注意だそうです。

普段は周辺組織とのバランスを取って体を傷めず継続的に動けるレベルに無意識下でストッパーがかかっているのが、いざという時にはそのストッパーが外れて10割の力が出せてしまうと生理学か何かで聞いたことがあります。それが火事場の馬鹿力。筋肉に限らず、普段はほどほどにやっている方がいざという時、力を出せる(出す余裕がある)のかなぁなんて思いました。

ま、これでもし犬に何かあっても私一人で対処可能と証明できたからいいか。いえ、犬好きなご近所さんにお願いすれば運ぶの手伝ってもらえるから私一人で持てなくても大丈夫なんですけどね。

サポーター手袋

2019年6月3日 [CAT仏像彫刻周辺の話] [要素:]

最近使い始めて「意外とイイ」と感じているのがサポーター手袋。「すごくイイ」ではないけど「結構イイ」。

指先が開いていて指を使いやすく、布1枚でも無いよりマシなクッションになります。サポーターになっているのが思ったより効いているみたいで、何も着けずに物を持つのと、これをはめて持つのでは違います。「イテッ」となりにくい。

ただし、しつこいようですが「すごくイイ」ではありませんよ。状態の良くなった人なら要らない(恩恵を感じない)と思います。あくまでも、だましだまし使わなければならないような場合です。

指先の力が衰えてくると指関節に引っ掛けて物を持つようになるため、関節が腫れてバネ指が常態化します。特に女性は気を付けましょう。女性ホルモンは関節を守ってくれていたらしいからその保護も薄れますし。

もうね、彫れるのが楽しくてたまらんわけですよ。だけどどうしても右親指に強い負荷がかかってしまうから、1日(といっても数時間)やったら2日は休むようにしています。休んでいる間にこの7ヶ月で溜まったアイデアを試したり、そもそも生活に使っているわけだから結局は、手は大して休んでいないんですけど。「イテッ」となる瞬間がないように使えば悪くなることも無さそう。

こんなに好きだったかなぁ、仏像彫刻。自分にびっくりです。

窒化鉄のフライパン

2019年5月29日 [CAT雑記] [要素:]

手を痛めたことで生活全般見直しまして、重たい調理道具も買い換えました。

圧力鍋はただのホーロー鍋に、湯沸し兼小鍋のミルクパンは同じくホーローの取っ手付保存容器に(フタは別途購入)。圧力機能に未練はあれど鍋だけで2kgあるのを衰えていく腕力で扱うのも難しいだろうし、20年後には買い替えているだろうから、それが今でも良しとしましょう。

結婚した時、カフェレストランを営む叔父夫婦からプレゼントされた33cmの中華鍋も、24cmの深鍋フライパンに交代。

長い時間をかけて油をなじませた中華鍋。とても使いやすくほんのちょっとの油で調理できました。またこれを1から始めるのか…と思っていたら、今はそういう手間不要の製品があるんですね。それが鉄の表面をチッ素と結合させた窒化鉄。色んなメーカーから出てるんだな。

ただ、一応化学出身の視点から、窒化の工程でどんな薬剤を使ったのか気になりました。いくらきれいに洗っても微量の残留はありますので調理の度にそれが抽出されると考えれば、毒性のある物は避けたい。

フッ素樹脂加工は選択肢に無し。実験室で使うフッ素化合物ってどれもドクロマーク付いた劇毒物です。取扱注意、使用はドラフト(換気設備)中にて吸い込むべからずとされていました。フッ化物の怖さは知っているから、それがはがれて体内に入るとか、高温調理して成分が空気中に漂うとか、想像しただけでも恐ろしい。

で、窒化鉄フライパンの中でも安全と思える製法を示している製品を買いました。

使い始める前に空焼きする必要もなく、しっかり熱して少量の油をひけばくっつかず焼け、使い心地は上々。重さとしては中華鍋とは300gほどの違いですが重心が中華鍋より手前に来たので重量差以上に少ない力で持てます。鍋をあおって中身を返すのはやりにくくなったけどそもそもそういう「持ち上げる」使い方を減らすための買い替えなので問題なし。

技術の進歩はすごいですね。新しい物の力も適宜貸してもらってこれからやっていきます。

先日の教室では久々に木くずが出るほどの作業をして(電動彫刻刀が)、周囲から「浮かれて手を使い過ぎないように」と注意されました(^^;

手の状態は良くなってきていますが、まだ例えばリンゴの皮むきはできない程度です。親指でりんごを押しながら包丁を引き付けるというあの動作は関節が痛みます。彫刻の最も主要な動作もそれに近いので粗彫りより先の、手で彫る作業では痛いです。また、変形した爪に圧迫されている親指先は細かい物がつまめません。が、これは近々治る予定。おかげで左手が器用になりました。

ほんと、浮かれて使い過ぎて悪化しないように気を付けよう。

電動彫刻刀の替え刃

2019年5月22日 [CAT仏像彫刻周辺の話] [要素:, ]

以前から使っているリョービの電動彫刻刀、ここにきて大活躍です。

やっと光背を彫れる

お仲間がオートマックの電動彫刻刀を使っていて、刃幅の広い相透が彫りやすいと教えてくれました。私が持っているリョービ製品と同じチャックなら買いたいと思ったのですが残念ながら互換性は無し。でもどれだけ楽に粗彫りできるかは試させてもらって実感しました。

で、見つけましたよ。リョービ製と互換性ある替え刃を。プロクソン製の替え刃はチャックの形状が同じで使えます。いやー、うれしい。オートマック製は高機能・多機能でとても魅力的だけど本体が4万円くらいするんで、さすがに買うのをためらいまして。

ちなみに大きな違いはモーター性能だそうです。ノンストップで使えるのがオートマック。15分以上連続して使うと焼けちゃいそうなのがリョービ。刃の材質も違います。オートマックは値段が高いなりの高品質です。

ま、それはいいとして。あんまり使いやすかったので浅丸14mmも追加注文しちゃいました。手の力が衰えてきた方、力を入れられない方、電動彫刻刀(幅の広い刃)はおすすめですよ。ルーター(リューター)を買って削ってもみましたが全く足りないというか。買うならルーターより電動彫刻刀です。刃は砥げば長く使えます。

替え刃のみならメール便で送ってもらえる店があって1000円程度で購入できました。ありがたや。

尚、電動彫刻刀を使う時は左手に耐刃手袋が安全です。もし刃が当たったら大ケガしますのできちんと保護してください。私が使っているのはファルフィットという商品です。

以上、7ヶ月ぶりの仏像彫刻に興奮冷めやらぬ私でした。うれしさのあまり、手を使い過ぎないよう気を付けます。

悩みがほどけて前向きになれる場所

2019年5月16日 [CAT仏像彫刻周辺の話] [要素:, ]

旅行中、手の状態がだいぶ良くなって、「これなら間もなく治るのでは」と期待しました。が、帰宅して日常に戻ったら逆に悪化。これ、さすがにかなり落ち込みました。しかも落ちたまま戻れない。どーーーーーん。

それが、同好会へ行っておしゃべりしていたら何だか元気が出てきて、新しい視点から対策を考えたりまた前を向くことができました。

ケガの事なんて話してないのに。たわいもない話をして笑っていただけなのに。仏像仲間、恐るべし。

ところで今ある手指の痛み、50歳前後の更年期にある女性が患う症状なんだって!どんぴしゃですわ。ホルモンバランスが急激に変わったことに体が対処しきれなくて関節の状態が悪くなったりするらしい。症状がどこに出るかは生活様式や体質による。

そうだよねぇ。だって治らないのがおかしいと思うほど、手を大事にしてるもん。痛める程使ってないし。使い過ぎが原因ならとっくに治ってるはずなのに悪化するって、どういうこと?問題の根っこは手じゃないんだな。

思ったより長引くのかも。いやもう十分長引いてるけど。だからこれからは、この状態でいかに負担をかけず彫るかを探っていきます。