木彫りのぬいぐるみ

2018年1月19日 [CAT自分で作る仏さま] [要素:]

可愛いぬいぐるみのクマを見つけました。でも布ではなく木を彫った物です。
P1060207
工房 木彫りのぬいぐるみ

通信講座を開いている方の作品でした。これは可愛い。本当に柔らかそう。丸みの付け方もさることながら仕上げが非常に丁寧なんですね。だから柔らかそうに見える。でも実際ここまでのレベルに表面を仕上げようと思ったらかなりの時間と根気がいるはず。すごいなー。

あ、こちらはやすりを使わず彫刻刀だけで仕上げをしている作品です。私が教わっている仏師の先生によれば仏像はそれが基本らしいのですが、普通の木彫だとやすり掛けするのが多数派みたい。なので木彫家ながらやすりを使わないというのは珍しいのでしょう。

このクマを通信講座で作れるなら楽しいだろうな。お地蔵さんもありました。どちらも上級コースです。初級・中級は本当に基本的な彫刻刀の使い方をしっかり取得する内容になっています。0から始める初心者には妥当なレベル分けなのかも。自宅に居ながらにして疑問点を解消してもらえるありがたさを考えたら、5万円を高いと思うか安いと思うか、その辺は自分1人でどこまでやれるかによると思います。

以前、水戸川櫻華さんのおだまき地蔵を紹介しましたが上のレベル分けを見て、全くの初心者が1人でそれを本当に作るには想いや根気が必要だろうと考えなおしました。できなくはない、けど簡単でもない、ってところでしょう。過程を楽しむ心も必要かなと。
最初の1体 おだまき地蔵

各種講師をしている友人たちを見ていると、教えることに適性のある人材というのは確実にいるわけで、特に初心者はそういう人から教わるべしとよく思います(私は向かないタイプです)。思いがあふれる講師って好き。

大和宗雲 仏像彫刻教室

新しい年の始まりに新しい習い事をしてみるのはいかがでしょう。

若先生から了解いただきまして、各地の教室をご紹介いたします。尚、以下は独自のもののみでカルチャーセンターの教室は入っていないとのことで、それを加えると20講座以上になるそうです。

●あきる野市仏像彫刻会
第1・3日曜日 13時30分~16時 あきる野市中央公民館
●立川教室
第1・3土曜日 14時~16時30分 女性総合センター アイム
●多摩カレッジ国立教室
第2・4木曜日 10時~12時 たましん国立支店
●高幡不動教室
第1・3月曜日 10時~12時 遠藤ビル2F(高幡不動駅前)
●多摩センター教室
第1・3日曜日 9時40分~11時40分 パルテノン多摩4F
●コミュニティークラブたまがわ
第1・3月曜日 13時30分~15時30分 玉川高島屋SC東館4F
●毎日文化センター
第1・3金曜日 13時~15時 毎日新聞社内
●富士教室
第1水曜日 13時30分~16時30分 富士市柚木
●下田仏像教室
第2・4火曜日 13時~16時 大和宗雲佛像彫刻研究所
静岡県下田市横川1066-18 電話0558-28-1822

2016年12月現在の情報です。その後変更があっても関知できません。問い合わせは直接研究所(下田)へお願いします。
大和宗雲仏像彫刻教室

先生はいませんが静岡市でやっている同好会についてはこちら。また上記以外に、宗雲先生が教えるSBS学苑静岡校もあります。東京だったら仏像彫刻教室なんて掃いて捨てるほどあるのでしょうが、静岡(県中部)では非常に貴重な存在なのですよ。

自分で彫ればプラスアルファがある

2016年4月11日 [CAT自分で作る仏さま] [要素:, ]

彫刻初心者で小地蔵さんのような可愛いタイプの仏さまを彫りたい、という方。おすすめは水戸川櫻華さんの「はじめての仏像彫刻―おだまき地蔵から誕生仏まで」に載っているおだまき地蔵。

所要時間は…私で最初の1体15時間くらいでした。彫刻刀に慣れていないと20時間くらい見ておいた方がいいと思います。単独で作るのは無理だと思えば、自由に作品を作らせてくれる彫刻教室を探しましょう。分からないところは教えてもらえるはず。関西なら水戸川さんの教室がありますよ。
最初の1体 おだまき地蔵

葉座も作るなら版画用の板が便利です。10mmくらいの厚さで朴(ほう)か桂が彫りやすいと思います。本体用の木材はご相談いただければ大井川ひのきをカットして販売することもできます。

以前、小地蔵さんを作りたいのだけど…という問い合わせを頂いた時に上記のような回答をいたしました。同じように思っている方のご参考に。

その後、その方はおだまき地蔵を自力で作られました。彫っている間の、浮世のあれこれを忘れる時間まで楽しんでいただけたことが何よりうれしかったです。遺された者の心が癒され満たされること、それが何よりの供養だと思うのです。

仏像彫刻の大人物(だそうな)松久朋琳・宗琳両氏が親子で提唱し育んできた一人一仏運動(自分のための仏さまを自分で彫ってみよう)もきっとそれを体験してもらいたかったのだと思います。自分で作ればうれしいおまけが付いてくるということで。