窒化鉄のフライパン

2019年5月29日 [ CAT 雑記] [要素:]

手を痛めたことで生活全般見直しまして、重たい調理道具も買い換えました。

圧力鍋はただのホーロー鍋に、湯沸し兼小鍋のミルクパンは同じくホーローの取っ手付保存容器に(フタは別途購入)。圧力機能に未練はあれど鍋だけで2kgあるのを衰えていく腕力で扱うのも難しいだろうし、20年後には買い替えているだろうから、それが今でも良しとしましょう。

結婚した時、カフェレストランを営む叔父夫婦からプレゼントされた33cmの中華鍋も、24cmの深鍋フライパンに交代。

長い時間をかけて油をなじませた中華鍋。とても使いやすくほんのちょっとの油で調理できました。またこれを1から始めるのか…と思っていたら、今はそういう手間不要の製品があるんですね。それが鉄の表面をチッ素と結合させた窒化鉄。色んなメーカーから出てるんだな。

ただ、一応化学出身の視点から、窒化の工程でどんな薬剤を使ったのか気になりました。いくらきれいに洗っても微量の残留はありますので調理の度にそれが抽出されると考えれば、毒性のある物は避けたい。

フッ素樹脂加工は選択肢に無し。実験室で使うフッ素化合物ってどれもドクロマーク付いた劇毒物です。取扱注意、使用はドラフト(換気設備)中にて吸い込むべからずとされていました。フッ化物の怖さは知っているから、それがはがれて体内に入るとか、高温調理して成分が空気中に漂うとか、想像しただけでも恐ろしい。

で、窒化鉄フライパンの中でも安全と思える製法を示している製品を買いました。

使い始める前に空焼きする必要もなく、しっかり熱して少量の油をひけばくっつかず焼け、使い心地は上々。重さとしては中華鍋とは300gほどの違いですが重心が中華鍋より手前に来たので重量差以上に少ない力で持てます。鍋をあおって中身を返すのはやりにくくなったけどそもそもそういう「持ち上げる」使い方を減らすための買い替えなので問題なし。

技術の進歩はすごいですね。新しい物の力も適宜貸してもらってこれからやっていきます。

先日の教室では久々に木くずが出るほどの作業をして(電動彫刻刀が)、周囲から「浮かれて手を使い過ぎないように」と注意されました(^^;

手の状態は良くなってきていますが、まだ例えばリンゴの皮むきはできない程度です。親指でりんごを押しながら包丁を引き付けるというあの動作は関節が痛みます。彫刻の最も主要な動作もそれに近いので粗彫りより先の、手で彫る作業では痛いです。また、変形した爪に圧迫されている親指先は細かい物がつまめません。が、これは近々治る予定。おかげで左手が器用になりました。

ほんと、浮かれて使い過ぎて悪化しないように気を付けよう。

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