道具の手入れ

2015年5月13日 [ CAT 彫刻用品] [要素:, ]

仏像彫刻仲間から彫刻刀を預かり、砥ぐ機会がありました。粗彫り用の大きな刀2本。刃こぼれがあったため、紙砥(やすり)の中砥と仕上げ砥で刃こぼれをなくしてから皮砥で仕上げました。

紙砥を使うのは久しぶり。普段は皮砥だけで用が足りるのと、買ったときに面白がって紙砥(中砥・荒砥)を使ってえらい目に遭ったことがあって避けていました…。今も決して上手ではありませんが当時は今よりずっと下手だったから刀をまっすぐ固定できずに、砥いでも砥いでも曲がってしまいそれを直そうと更に砥いで刃が短くなっていく状態。「このままでは彫らずして刀がなくなる…」と本気で思いました。以来、できるだけ紙砥(特に中砥。荒砥は論外)は使わずきたのです。

でも今回は(自分としては)上手くできて、しかも楽しい時間でした。自分の浅丸18mmにもついでに紙砥を使うくらい。

そういえば最近は砥ぎの時間を邪魔くさく感じていたなぁと思い返しました。砥ぎ機を買った頃は砥ぐのが楽しくて面白くて、好きな時間でした。失敗もたくさんしましたが。それが今では少しでも彫る方に時間を使いたくてぎりぎりまで粘ってしまい、大急ぎで砥いで片付けて掃除して、ちっとも楽しいと感じませんでした。

道具の手入れにも心を入れないといけないな。どうせやるなら手入れの時間も楽しもう。砥ぐことの楽しさを思い出させてくれた出来事でした。

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