相棒

2016年10月26日 [ 小地蔵さん] [ ]

友人からこんな便りがありました。

ある日、帰宅すると小地蔵さんがにらむような怖い顔をしていて、角度を変えて見ても何をしても変わらなかったそうです。ふと、もしかしてこれって今の自分の顔?とショックを受けた様子。仕事のことでストレスが溜まっていた時だったから。

が、翌朝には元通りのすました顔に。その夜、頑張って働いて帰宅すると小地蔵さんが励ましてくれているかのような気がしたそうで。昨日のあの顔はどこへ?って。不思議な経験だったよと教えてくれました。
相棒

小地蔵さんには表情を付けていないため、いかようにも見えます。だから見る人のその時の心は反映されると思うのです。

でも、それだけじゃない何かがあるとも思っています。人智を超えた大自然の大きな何かが。大井川流域の豊かな自然が育ててくれた檜であり、チビッコでも一応仏のはしくれですしね。だから本当にしゃべるかもしれないし、持つ人に「ちょっと、大丈夫ですか」と表情で語りかけるかもしれないと思うのです。

友人が「(小地蔵さんに)もうあんな顔させられない」と言ってくれたのがとてもうれしかった。あの小地蔵さんはちゃんと友人に寄り添ってくれているんだな、相棒のように。ちなみにその友人の使い方は言葉通り「近くで静かに存在し見守ってもらう」形です。人それぞれの使い方があります。

知らせてくれてありがとうね。

利用者のその後

2016年10月12日 [ 小地蔵さん] [ ]

試作品を受け取ってくれた友人知人の皆さんがその後、どんな風に小地蔵さんと関わっているのか。そんな話です。

そのほとんどは日常生活のお守りとして使ってくれています。その中には「子供の受験時には本当に助けられた」という声も複数ありました。これは親が追い詰められた気分になったら小地蔵さんをぎゅっとしながら「何とかなりますように」と仏頼みし、親自身の気持ちをなだめたのだそうです。「なでることで少し気が治まった」という言葉も。小地蔵さんが〇〇校へ入れてくれた、というのとは違いますけどね。
お雛様風

ペットの看取りに使ってくれた友人は2人。そのどちらもが同じことを言いました。
「本当は棺に入れてあげるつもりだったのだけど、いざ亡くなったらあのコの代わりに小地蔵さんにいてもらいたくなって、今も家族を見守る場所に安置している」
最初の1体 お骨と共に

この手で触れて存在を確認できるというのは、私たち人間にとってはとても大事なことなのだなぁと思います。家族の一員であった動物の肉体が消えてしまった今、その代わりになでることのできる小地蔵さんというのはそれまでと違う新たな役割を与えられたのかもしれません。

私がこの活動を始めるヒントとなったのは看取り・死別ではありますがそれは、生きている者のより良い人生を願ってであります。遺る者は生きていかなければいけません。日常を暮らしていかなければなりません。その中で少しずつ死との折り合いをつけていくのだと思います。その過程で、心を落ち着かせる手段があるとスムーズかなと思います。

だから小地蔵さんは棺に入れてやってもいいし、入れずにそばに置いてもいいのです。別に看取りでなくとも今を生きるのに活用されることが私の意図なのです。好きなように使っていただきたいと思っています。もっと言えば、私の作品である必要もありません。その人に合った手段が見つかればそれでいい。
J's小地蔵前

つい先日、人生の荒波にもみくちゃ(泣き笑い)にされている友人から便りがありました。小地蔵さん大活躍だとか。友達の役に立てて本当にうれしく思います。

利用者の皆様、「こんな風に使ってるよ」という話をぜひお聞かせください。できれば写真付きで(笑い)。

里帰り

2016年8月30日 [ 小地蔵さん] [ ]

2年前、友人に進呈した地蔵さま。まだまだオリジナルとなる前の超・練習作でしたが友人は喜んでくれました。とっても可愛がってくれています。

その友人が先日の展示会を見に、そして静岡見物に、はるばる千葉から来てくれました。地蔵さまを連れて。2年ぶりの里帰りです。せっかくなので一緒に展示。
帰省中

一応、主役は6寸地蔵菩薩だったはずが、なぜかジャニーズJr.を従えたジャニーズアイドルばりの堂々っぷりで彼女のお地蔵さまが出張っていて(笑い)、彼(彼女?)に主役の座はすっかり奪われました。

その様子を眺めながら、本当に大切にされているのだなと思いました。だって強いオーラを放っているように感じるのだもの。彼(彼女?)からあふれる温かなエネルギーは持つ人の心から流れているのだと思います。私のコたちは毎日眺めてはいるけれども撫でてはおりません。声をかけることもないですね。家でも「展示」状態ですから。毎日なでて声をかけてもらえる存在はパワーが違うようです。

友人はペットと飼い主がより良く生きるためのサポートをしています。自身の悩みだけでなく、時にはお客さんの辛さまでも抱え込んでしまう事もあったでしょう。でも苦しい時はこのコをなでて頑張り、乗り切ってきたと言ってくれました。楽も苦も、こうして重ね煮のようになって熟成し、新たな力となっていくのですね。

さて、友人が行きたいと言った浅間神社で私、おみくじを引いたら大吉でした。運気も商売も「上向きに向かうが」「謙譲の心を持ち」「心正しくしないと災いに遭う」とありましたので、神様の言うとおり(笑い)を信じて、心を真っ直ぐに地道にやっていきます。

ここからの道をどう進むか、どんな風なやり方をしていくか、たくさん話しました。仕事だけの話ではなく人生をどう生きるか、自分はどう在りたいのかを語り合える友達というのは、本当にありがたい存在です。

お雛さま風

小毬ちゃんを購入してくれた友人からこんな写真が届きました。
お雛様風

友人宅のぬくもりが伝わってくる1枚です。小地蔵さんは昨秋のものなので少し色付いてきていますね。家族みんなで毎日なでているそうです。小地蔵さんは元々は雲座に乗っているのですがその時の気分で座布団も使うとのこと。ちなみにこれは紺の座布団。

お雛さまみたいで可愛い…。

【追記】
雲座は飛び越えたい目標がある時にセットするのだそうです。うまく活用してますね。

新しい彫刻刀♪

2016年4月29日 [ 彫刻用品] [ , ]

久しぶりに彫刻刀を増やしました。小信さんにて専門刀3本注文し、1週間ほどで到着。料理でもそうだけれど新しい道具ってモチベーション上がるんです(笑い)。

小信さんは1本ずつ職人さんが刀を打ってくれるのだそうです。低価格の刀は材質が同じでも機械で打つのだとか。といっても私のレベルだと刀の差が出る以前の問題ですが(^^;

彫刻を始めるときに先生のところで4000円弱の7本セットと浅丸15mmを買いました。最初はそれで十分でした。

その後、3年目くらいで一気に彫刻刀を増やしたくなった時期がありその時、色々なメーカーの物を買いました。政豊(静岡市のお店)、三木章、道刃物ケインドレイク、どれも問題なく良く切れます。が、小信の一般刀(平刀)を初めて使った時の吸い付くような切れ味に感動しまして次回、重要な(仕上げに関わる)刀を増やすなら小信で、と決めておりました。

以前は一般刀だったけど今度は専門刀。違いは問い合わせした時に教えてもらっています。前回は一般刀が今の自分に合っていると思ったので一般刀にしました。今回は少しレベルアップできたかなと思ったので専門刀に。
新しい彫刻刀

三角刀は刀幅3mmで角度45度と狭い範囲を彫る用のもの。私の場合は小さい物を作ることがほとんどなので一般的な4.5mm60度だとちょっと大きいのです。もちろんそっちも使うのですが。でも人によっては三角刀は使わず小刀でこなしてしまう人もいます。

あと、仕上げを平刀でやるか小刀でやるかも人により分かれると思います。私は平刀を使うので平刀系ばかり増えていきます。小刀を使う場合も左ばかり。右はほとんど使いません。右左の違いは押して使うのと引いて使うのとどちらがやりやすいかの違いではないかと。

こういうのは、やっていくうちに自分がよく使う刀とほとんど使わない刀とにはっきり分かれてきて、要不要が明確になると思います。それが分からないうちはいちいち送料がかかっても必要な物だけ買うに止めるのが、結果的には無駄のない買い方だと思いました。

安いからとか、送料は変わらないから、という理由でまとめ買いはやめましょう。タンスの肥やしならぬ彫刻刀箱の肥やしが増えるだけですから…←自省を込めて

ゴールデンウィークで長期帰省中の夫の小地蔵さん。何気なく座布団9枚に増えていました。

座布団9枚!

もうすぐ10枚♪

皆さま、どうぞ楽しい連休をお過ごしください。お出掛けの方はお気をつけて行ってらっしゃい。