西陣織の金襴(きんらん)

2019年7月5日 [CATshopのあれこれ] [要素:]

以前、TVで西陣織の織物職人さんの作業を見たのです。シルバーに輝く、神々しい布を織っていました。しかも裏返しで。

何て美しいのだろう。こんなきれいな布があるんだ。番組名で探したら京都の龍村美術織物の職人さんでした。名人とのこと。なるほどね。

それで、京都へ行った際にショールームへ寄りました。こまりちゃんの敷物に使える柄があったら欲しいと思いまして。

残念ながら大きさと好みに合う小さな柄の物は見つからなかったのですが(何せ座布団のサイズが小さいもので合う柄を見つけるのはなかなか大変)、置いてある織物・商品はとてもきれいで、ショールームというかちょっとした美術品展示な様相でした。

東京・八重洲と京都・西大寺四条にショールームがあります。私が行った後に移転しましたので今のショールームには行ってないのですがまたお邪魔したいと思っています。

さて、そんな思い出のある西陣織。龍村さんのではないでしょうけどとってもきれいな帯を手に入れました。
西陣織の帯

手芸用品として売っている金襴はほとんどポリエステルですがこちらは絹。中古だからこそ良い物が安く手に入りました。これを使ってetsy販売用のポーチを作りたいと試行錯誤中。小さい物だけに布の硬さに難儀しております。小ささはここでも試練…。

少しずつ動き始めたいが…

2019年4月22日 [CATshopのあれこれ] [要素:, ]

オンラインショップ・Creema 共そろそろ在庫切れが増えてきまして、作って補充したいなぁと思いつつ、なかなか思うように手が動かなくてもどかしい毎日です。以前と比べたら手の機能的には50%くらいかな。

それでも、彫りたいなぁ。

現状で彫り始めるなら機械の力を借りないと難しい。粗彫りではミニルーターを導入することも考えています。できる事なら全て手作業でやりたいですが、それをしたら手が完全に壊れそう。指先に力を入れられないので前みたいに力任せな動作はできません。
それに、いずれ年取ったら手の動きも筋力も衰えるわけだから機械に助けてもらうことになるでしょうし、それを考慮すれば長く続けるためには、今のうちから手の負担を極力減らすような作り方をしていくのも悪くないかなと考えを改めました。
6地蔵 de 訳あり

先輩たちの声から判断するに、仏像彫刻ができるのはあと30年ほど。有料で提供できるレベルの作業ができるのはもっと短いでしょうから、せいぜい25年くらいかと思います。

それでもこれからの30年を、仏像彫刻を楽しみながら必要としている人にも提供しながら生きていくには、助けてくれる物があるなら使いましょう。自力で頑張れば何とかなると思っているうちは乗り越えられない問題も、できない事を受け入れて「できない」を前提に対策を講じれば乗り越えられます。多分ね。

傾きに気付く時

2018年9月21日 [CATshopのあれこれ] [要素:]

注文後制作について、ずっと悩んでいます。

小さな仏さま作りを「仕事」として認識して以降、「暮らすこと」から小地蔵さん達が分離してしまいました。それだけならまだしも、特にオーダーメイドに対しては、自分で自分にとんでもないプレッシャーをかけてしまって。期日(といっても私が心の中で決めるのだけど)までに仕上がるだろうか、更には注文してくれた人が納得して気に入ってくれる物が作れただろうかと考えるだけで、心拍数上がります(^^;
蓮の花

小地蔵さん作りを「仕事」と言えるのはとても幸せです。そしてオーダーしてもらえる事はものすごくうれしい。なのに、それと同時に苦しくも感じてしまう自分の問題。

思い入れあればこそ、なわけですがちょっと肩に力入り過ぎ。きっと、続けていくうちに力みが抜けてもっと自然になれるでしょうけども。

…とここまで下書きしてあった状態で、岸見一郎さんの講演会に参加しました。岸見さんはアドラー心理学研究の第一人者で、机上の理想論でなく自ら実践してきた体験談としてお話をしてくださいます。だからとても実用的。その在り方が私はとても好きで、人間関係に悩みもないのだけど岸見さんに会いたくて行った次第です。

講演を聞いている時に気付きました。自分が傾いていることに。他者の評価を気にして自分を見失っていることに。そしたら、何かが吹っ切れて視界が開けました。

人の役に立ちたいという気持ちは、ともすると強くなりすぎて、他者の意向を気にするあまり自分を殺すことにつながります。自他のどちらが欠けてもダメで、そのバランスが重要なのでしょう。今の私は、自<他に傾いていました。自分にとってちょうど良いバランスに持っていこうと思います。

心の痛みを包み込む存在として小地蔵さん・小毬ちゃんを持つのであれば、やはり注文後制作の方が、持つ人は納得いくと思うのです。その事こそが大切。だからそれは続けたい。その一方で、人の要望に合わせることが苦手な私にどこまでできるのだろうかという不安もあります。

目指すべき方向は見えたもののまだ具体的な結論は出ていません。注文後制作に関してはしばし迷走するかもしれませんが、真剣に考えるが故のこととご容赦ください。
祈りの小地蔵さん

ちなみに、私の意識を明確にした岸見さんの言葉は「仕事上での評価はあなた自身の価値に何ら関係ない、全く無関係なものだから、他者からの評価を気にしなくていい」でした。

うれしそうな仏さん

2018年9月7日 [CAT小地蔵さん, こまりちゃん] [要素:]

毎回感じるのですが、小地蔵さん達って行き先が決まるとすごくうれしそうなのです。やる気満々なこともあれば、ウキウキしているときもあり、とにかくうれしそう。いえ、私がそう感じるだけで実際は何も起こっていないのですが。

発送のため箱詰めする際に、私はこう語りかけます。
「〇〇さんの所へ行くんだよ。〇〇さんのためになってね。頑張って!」
その時に、うれしそうな感覚を受けるのです。もちろん、注文制作で最初から行き先が決まっているコは最初からウキウキ感が伝わってきます。

何ですかね。地中にて静かに待っていたふきのとうが、春の訪れで芽を出す感じでしょうか。仏本来の力を発揮する場を与えられた喜びでしょう。心底、仏さんなんだなと思います(当たり前ですけど)。人のために在るのが神仏ですから。

小毬ちゃん+蓮華座

たまには蓮華座に乗ってみる

小地蔵さん・小毬ちゃんを迎えてくださった皆さま、本当にありがとう。仏さんに代わって御礼申し上げます。

座布団一丁

2018年4月12日 [CATshopのあれこれ] [要素:, ]

裁縫は面白いと思うけれども技術的には初級です。とりわけ手縫いは…ね。それでも、得意とは言えないながら必要に応じて必要な物を作ったりします。小毬ちゃん付属の座布団も、決して好んでやっているわけではなく、ただ小毬ちゃんにはこれが合うから・必要だから作っています。
小毬ちゃん

これがなかなか難しい作業でして…私には。

金襴という生地は扱いが難しいですね。人から譲り受けた雛人形の工房で使っていた金襴は見た目だけでなく生地もしっかりしていて、あまりほつれてこなかったのに、自分で買った最近の金襴はひどくほつれます。質が違うのでしょうか。縫っている内にどんどん糸が抜けてきて縫い目が崩壊したり、その厚さ硬さ故に縫い上りがバラバラの大きさだったり。6角形が歪むのは常です。

やる度に、これは難しいなぁ…誰かやってくれないかなぁと思ってしまいます。

ですが、座布団があるとおまけにつけることができたりして、何かと便利なのも事実。苦手を押して作っておいて良かったなとも思うのです。何より、布が美しい。
敷物色々

私の技量でも問題ないくらい扱いやすい生地でちょうど良い模様・材質があればいいのですが。布を眺めるのは楽しくて好きなんですけどねぇ。金襴を加工するのはそれなりの技術が要ります。

それでも少しずつ上達はしているみたいなのでとりあえず、下手くそ!とけなさず温かい目で見ていただけると助かります。裁縫上手な方は自作品と取り換えて使っていただく方が良いかと(^^;

下の写真をクリックするとお買物の座布団ページが開きます。小地蔵さん、小毬ちゃん付属の円形台座や橙座布団は別の物に交換することができます。
座布団