大日如来

2015年7月20日 [ 習作] [ ]

これは1年前に完成させたもの。非常に苦労しました。
大日如来前
大日如来横
大日如来上

仏像としっかり向き合えない日が多く、触れることすらできない日が続きました。散漫な意識で彫るのは失礼だと思うし、そういう時はケガをするからです。守り本尊(という言葉も初めて知ったのですが)だからなのかもしれませんが、自分と向き合うことができなければ彫れないように感じていました。

彫れば彫ったで、やってもやっても進まない。腕も光背も掘り出しでして、腕の内側に苦心したわけです。先輩の作った大日如来をお借りしてそれを見本に地を這うように(笑い)進みました。

だから出来上がったときは本当にうれしかった。完成前から毎日のように「見て見て」と進み具合を夫に見せて「…昨日とどこが違うの?」と言われたり。彫った人にしか分からない、わずかな違いなのです(^^;。

どの本を見ても大日如来はもっとスリムでもっと彫り込むべきなのでしょうが、私にはこれが精一杯でした。がっしり系の大日如来もまあいいか、と。おまけに画鋲の穴が残っちゃってるし。

これは私が死んだら棺へ入れてもらおうと思っています。

余談ですが、仏像彫刻仲間の作っている物を見て思いました。守り本尊が千手観音でなくて良かった!腕も顔もいっぱいあって、あれは大変です。最初は母にも守り本尊を作ってあげようと思ったのだけど、母の守り本尊は残念ながら(?)千手観音でした。だから衣を着た(つまり髪を作らなくていい分、楽な)白衣観音に決めたのでした。