試してみたら…

2019年4月12日 [CATshopのあれこれ] [要素:]

北米在住の友人知人を見ていてすごいなと思う点のひとつに、トライ&エラーがあります。

やりながら考える。まずやってみて、上手くいかなければそこで一旦立ち止まり軌道修正してまた進む、というやり方です。失敗を失敗のまま終わらせずに次への糧とする進み方だと思います。また、人間関係で間違いを犯してもやり直すチャンスをもらえます。

日本だとエラー(失敗する事)自体を許さない風潮があり、トライすらしない、成功する確率の高いことしかやらない傾向にありますが海外では全く違うようです。日本でも高度経済成長期くらいまではきっとそうだったんだろうなと、高齢の仏像仲間を見て感じます(上に行くほど行動派)。

私もそう在りたいと願い、この天先案内人の活動を通してあれこれトライをしてきました。失敗はあるし悩んでばかりですけどその中で、積み重ねてきたものもあります。

例えば、こういうやり方はいいなぁと思っていたのに実際体験してみたら自分には合わなかったという事が多々ありました。これはやるべき・必要なことではないかと思ってやってみたら自分には必要なかったということも。「それはとても良い、でも私のやり方ではない」といったところ。1回やってみて撤退した案も結構あり。

また、一緒に仕事するなら価値観の合う人と組みたいと強く意識するようになりました。「思いを形にする」ことの大切さを理解できる人と。単に「売れる物」を作ることは、私にはできませんでした。

トライのおかげで今の自分の身の丈がはっきり見えてきた気がします。

頭でぐちゃぐちゃ考え悩むより、とりあえずやってみる方が早くて分かりやすい。最初から完璧である必要なんかない。人生の先輩たちを見ながら自分にこう言い聞かせています。海外のハンドメイド販売サイトへもその信条で掲載の準備をしています。

たとえ神仏の求めであろうとも

2019年4月5日 [CAT小地蔵さん] [要素:]

以前から広報部隊を連れ出して皆さんに見てなでてもらっているわけですが、時々こんな言葉をかけていただけます。「私、この子に呼ばれてる」「前に見てからずっと気になってた」「この子が目に浮かぶ」…その「この子」がこれ。
広報部隊第1号

蓮華座に乗った合掌の小地蔵さんです。広報部隊第1号。たもとに節の跡が残ってしまい販売する商品とはせずに残留しました。友人たちの夢や瞑想にも時々出没すると聞いてます。私の代わりに会いに行ってる?

さて、見えないものと話せる人や感覚の敏感な人には何かが伝わるのでしょう。そしてその方たちは必ずこう悩みます。「仏さまが呼んでいるのだから買うべきでは」。心優しい素直な方々なのだと思います。

で、そんな時はこう返します。「心が決まるまで待って、次の機会までちょっと様子を見てはどうでしょう」。

お金儲けがしたいなら買うように勧めますよ。「一期一会」なんて言葉で追い詰めれば焦って買う人もいるでしょうよ(ひでーな)。

でも天先案内人の活動目的はそこじゃない。私がこの「活動」(あえて仕事とは言わず)を続けているのはこれを持つ人の幸せを願うからです。そして私の考える幸せの第一条件とは、自分の人生を自分の意思で生きること。自分で悩んで決断して腹をくくって何かを選び(=それ以外は捨てて)進むこと。どんな小さな事でも。結果に関わらず。

たとえ仏が「私を手元に置きなさい」と言おうが、自分自身がそれをしたいと思わないならやる必要はありません。「したい・やりたい」と思ったらそうすればいいのです。

他者の「こうするのがベスト」という言葉にそのまま従うのは自分の人生を生きているとは言えないでしょう?自分で決めてこそ、自分の人生です。神が何を言おうが、仏が何を言おうが、親や世間や国家が何を言おうが、自分の人生は自分で決める。やるもやらぬも、どの選択肢を選ぶかも。自分で決めていいんです。自分の人生だから。

あとは、自分で決めたらその結果も自分で受け入れる覚悟を決めるだけ。他人のせいにはできないですから。自由と自立はセットです。私もそこに向かって進んでいるつもり。

あ、人生には自分で選べない物事もたくさんありますけど、それは今できる事だけを精一杯やってあとは天に任せるのみ。選べないことを「選べなかった」と悩むのはやめて、今選べることを自分で選びましょう。

話を小地蔵さんに戻すと、人間って本当に欲しいものは他人が止めても手に入れますよね。どうしても買いたい物は他人に意見を聞きませんて。悩むという事はどうしても欲しい・必要ではない可能性が高いと私は思います。

もっとも、どんな経緯・状況であろうがそれに関わらず仏さまは変わりなく寄り添ってくれます。手元に来たならそれが縁。何を選択しようとも分け隔てなく、より良い生き方へのサポートをしてくれることでしょう。

心の底から欲しいと感じたらぜひ買ってくださいね。小地蔵さんを介したやり取りが「私はどうしたい?」と自分の心に向き合うきっかけになれば幸いです。

知ってもらうこと、見てもらうこと

2019年3月25日 [CATshopのあれこれ] [要素:, ]

友人の主催イベントにて広報部隊を展示しようと準備し始めました。現時点で店頭へ「常設」展示して現物を買ってもらえる場所はありませんが、小地蔵さんこまりちゃんを見てもらうこと・私の活動を知ってもらうことは大切だと友人が配慮してくれまして。

常設展示即売をしない理由はこんなところです。

店頭へ長く置けば、直射日光に当たらずとも室内の光で日焼けして色が変わります。これはもう止めようのない事でして。日焼けした仏さんは買ってもらえる(=人の役に立てる)チャンスもなくなるので新しい個体へ交換…。

小地蔵さんたちは静かにじっと待っているのです。誰かのために働くその機会が巡ってくるまで。必要としている人からのお迎えが来るまで。そのための仏ですから。だから行き先が決まると本当にうれしそう
それなのに、仕事もないまま展示され色が変わったら後はしまわれた末にお焚き上げされて終わるなんて、そんなの仏さんに申し訳ない。せっかく薪から仏へと転身したのであれば仏として働かせてあげたい。
木取りの状態

要は物扱いしたくないんですね。また、表面を2mm削れば色は戻りますが形が変わります。最初の段階でベストな形にしているからそれもやりたくないし…。

故にできるだけ「在庫」(という認識も仏さんには失礼だけど)は作らず、湿度の低い場所で光を遮断して保管しています。真に仏として過ごせるその日が来るまで、行くべき場所へ行けるその日まで、外観の変化がないようにして。小地蔵さんたちはただ単なる飾り物ではないし、私個人の物でもない、まだ見ぬ誰かのための預かり物ということを意識しています。
携帯用合掌の小地蔵さん

もし店頭に出すなら見本という形で、注文後制作になるかなぁ。以前見た表参道の仏像ギャラリーの仏さん達はその後どうしているのだろうと思いだしたりします。あそこには素晴らしい作品が数々ありました。色が変わる前に全部売れちゃうのかな。
イベントで現物を見て買ってもらうことならできそうです。それは試してみてもいいかも。

まずは展示をしてみて、またその先を考えようと思います。本当にこれを必要としている人は宣伝しなくてもここへたどり着くと信じているから、仏さんと相談しながら進みます。

ちなみに、我が家の広報部隊は制作から3年以上経ってだいぶこんがり(笑い)してきましたよ。自分の物なら色の変化も味わいを感じます。このコたちはあちこち持ち出し、見てなでてもらうのに使っています。外観等「難あり」として商品にはならず残留決定した方々です。彼らも出先でお会いできることを楽しみにしています。

広報部隊+夫の小地蔵さん

広報部隊3体+夫の小地蔵さん

犬の形をした仏さま

2019年3月18日 [CAT自分で作る仏さま] [要素:, ]

木彫り同好会の会場となっているぽちの和の看板犬ぽちさん(オンナノコ)がこのお正月に、とうとう旅立ちました。17歳8ヶ月。

松原さんは今、ぽちさんの姿を木彫りで表現しています。その彫る様子が、心に沁みました。手の中に大切に大切に包み込み、亡き者を思いながら、泣いたり笑ったりしながら、少しずつ彫っていく。それは遺された人の心にぽっかり開いた穴を少しずつ埋めていく作業であると思います。亡き者が与えてくれた愛で。
ぽちさん

この像を見て、ああ、ぽちさんだ…と思いました。形ももちろんですが、それだけでなく像から湧き上がる穏やかで温かな何かが、ぽちさんなのです。ここにいるんだな、と感じました。

前にも書きましたが、「仏」の形が仏像の形状とは限りません。神仏は全ての物に宿るから。だから彫り始める前の木片だって「今から仏像を彫るぞ」と思えばもう既にそれは仏さまだし(宗琳さんの言葉)、動物の像が仏さまであることもあるでしょう。

自分の仏さまを持つことで救われる人もいます。もし可能であるなら、自分で自分のために何かを作ることはより大きな救いになるはずです。春の彼岸を前に、そんなことを思いました。

言葉の違いは在り方の違い

2019年2月5日 [CATお知らせ] [要素:, , ]

ENGLISHページ、頑張って作りました。Google翻訳を主に使い、米語を操るEさんにチェックしてもらって、とうとう完成。

Eさんには「文法は間違っていてもいいので、感覚的に私の思いが伝わるかどうかをチェックしてほしい」とお願いしました。文法なんて滅茶苦茶でも、単語を並べただけでも、思いの伝わる文章ってあると思います。頭から頭へ、ではなく心から心へ伝わる言葉が。それを目指しました。私の意思を尊重してくれたEさんに感謝します。

英語で考えるのは、自分の意識を定めるのにとても良いトレーニングとなりました。

日本語って、主語がはっきりしないですよね。「誰が」が抜けていたり不特定多数だったり無生物だったりすることも多く、その主体は誰なのかぼんやりしています。でもそれを英語にしようとすると「誰が」「何を」「どうする」の3点を明確に意識しないと書けません。Google翻訳はかなり上手に翻訳してくれますがそれでも主語・述語・接続詞を正しく適切に使わないとおかしな内容になります。特に主語が間違っていること多し。

だからHPに書いた日本語を丸ごと翻訳にかけてもダメでした。元の日本語が不明瞭では、当然ながら正しい英語が出てこないのです。その、日本語があやふやであること(ひいては自分の意図が明確でないこと)に気づかせてくれたのが、英語への変換過程でした。

それともうひとつ、乏しい英語の語い故に、「最も伝えたい事は何か」を精査してそれ以外をそぎ落としていく作業も、意識の明確化に大きく役立ちました。できるだけ単純な言葉で思いを率直に伝える、それはとても重要で難しいことでもありました。

使う言葉が人を作る、という話があります。大抵は「ポジティブな言葉を使えばポジティブな生き方ができる」みたいな話の時に出てくるのですが今回、自分の思いを英語に変換する中で、それって本当にそうかもしれないなと思いました。集合的意識や主体性の薄い中で何をしたいかはっきり言わない日本人と、主語が明確で何をするか意識しながら言葉を使う英語やその他の言語を使う人たちではきっと行動に違いが出ます。

自分の日本語をいじくり回しながらしみじみ自分って日本人だと感じた私ですが、これを機会に、もっと主語と「何を」「どうしたい」かを意識して暮らそうと思います。でもね、不明瞭な日本語をふんわりと理解してくれる日本人もすごいと思うのですよ。だから私は両者のイイとこ取りを目指します。

ENGLISHページ、良かったら一度開いてみてください。読めとはいいませんので。見てね。内容としては「天先案内人とは」と「こだわり」ページの内容を整理してまとめて「海外発送について」を追加したものです。また、日本語の内容も少しずつ整理していきたいと思っています。