サポーター手袋

2019年6月3日 [CAT仏像彫刻周辺の話] [要素:]

最近使い始めて「意外とイイ」と感じているのがサポーター手袋。「すごくイイ」ではないけど「結構イイ」。

指先が開いていて指を使いやすく、布1枚でも無いよりマシなクッションになります。サポーターになっているのが思ったより効いているみたいで、何も着けずに物を持つのと、これをはめて持つのでは違います。「イテッ」となりにくい。

ただし、しつこいようですが「すごくイイ」ではありませんよ。状態の良くなった人なら要らない(恩恵を感じない)と思います。あくまでも、だましだまし使わなければならないような場合です。

指先の力が衰えてくると指関節に引っ掛けて物を持つようになるため、関節が腫れてバネ指が常態化します。特に女性は気を付けましょう。女性ホルモンは関節を守ってくれていたらしいからその保護も薄れますし。

もうね、彫れるのが楽しくてたまらんわけですよ。だけどどうしても右親指に強い負荷がかかってしまうから、1日(といっても数時間)やったら2日は休むようにしています。休んでいる間にこの7ヶ月で溜まったアイデアを試したり、そもそも生活に使っているわけだから結局は、手は大して休んでいないんですけど。「イテッ」となる瞬間がないように使えば悪くなることも無さそう。

こんなに好きだったかなぁ、仏像彫刻。自分にびっくりです。

窒化鉄のフライパン

2019年5月29日 [CAT雑記] [要素:]

手を痛めたことで生活全般見直しまして、重たい調理道具も買い換えました。

圧力鍋はただのホーロー鍋に、湯沸し兼小鍋のミルクパンは同じくホーローの取っ手付保存容器に(フタは別途購入)。圧力機能に未練はあれど鍋だけで2kgあるのを衰えていく腕力で扱うのも難しいだろうし、20年後には買い替えているだろうから、それが今でも良しとしましょう。

結婚した時、カフェレストランを営む叔父夫婦からプレゼントされた33cmの中華鍋も、24cmの深鍋フライパンに交代。

長い時間をかけて油をなじませた中華鍋。とても使いやすくほんのちょっとの油で調理できました。またこれを1から始めるのか…と思っていたら、今はそういう手間不要の製品があるんですね。それが鉄の表面をチッ素と結合させた窒化鉄。色んなメーカーから出てるんだな。

ただ、一応化学出身の視点から、窒化の工程でどんな薬剤を使ったのか気になりました。いくらきれいに洗っても微量の残留はありますので調理の度にそれが抽出されると考えれば、毒性のある物は避けたい。

フッ素樹脂加工は選択肢に無し。実験室で使うフッ素化合物ってどれもドクロマーク付いた劇毒物です。取扱注意、使用はドラフト(換気設備)中にて吸い込むべからずとされていました。フッ化物の怖さは知っているから、それがはがれて体内に入るとか、高温調理して成分が空気中に漂うとか、想像しただけでも恐ろしい。

で、窒化鉄フライパンの中でも安全と思える製法を示している製品を買いました。

使い始める前に空焼きする必要もなく、しっかり熱して少量の油をひけばくっつかず焼け、使い心地は上々。重さとしては中華鍋とは300gほどの違いですが重心が中華鍋より手前に来たので重量差以上に少ない力で持てます。鍋をあおって中身を返すのはやりにくくなったけどそもそもそういう「持ち上げる」使い方を減らすための買い替えなので問題なし。

技術の進歩はすごいですね。新しい物の力も適宜貸してもらってこれからやっていきます。

先日の教室では久々に木くずが出るほどの作業をして(電動彫刻刀が)、周囲から「浮かれて手を使い過ぎないように」と注意されました(^^;

手の状態は良くなってきていますが、まだ例えばリンゴの皮むきはできない程度です。親指でりんごを押しながら包丁を引き付けるというあの動作は関節が痛みます。彫刻の最も主要な動作もそれに近いので粗彫りより先の、手で彫る作業では痛いです。また、変形した爪に圧迫されている親指先は細かい物がつまめません。が、これは近々治る予定。おかげで左手が器用になりました。

ほんと、浮かれて使い過ぎて悪化しないように気を付けよう。

電動彫刻刀の替え刃

2019年5月22日 [CAT仏像彫刻周辺の話] [要素:, ]

以前から使っているリョービの電動彫刻刀、ここにきて大活躍です。

やっと光背を彫れる

お仲間がオートマックの電動彫刻刀を使っていて、刃幅の広い相透が彫りやすいと教えてくれました。私が持っているリョービ製品と同じチャックなら買いたいと思ったのですが残念ながら互換性は無し。でもどれだけ楽に粗彫りできるかは試させてもらって実感しました。

で、見つけましたよ。リョービ製と互換性ある替え刃を。プロクソン製の替え刃はチャックの形状が同じで使えます。いやー、うれしい。オートマック製は高機能・多機能でとても魅力的だけど本体が4万円くらいするんで、さすがに買うのをためらいまして。

ちなみに大きな違いはモーター性能だそうです。ノンストップで使えるのがオートマック。15分以上連続して使うと焼けちゃいそうなのがリョービ。刃の材質も違います。オートマックは値段が高いなりの高品質です。

ま、それはいいとして。あんまり使いやすかったので浅丸14mmも追加注文しちゃいました。手の力が衰えてきた方、力を入れられない方、電動彫刻刀(幅の広い刃)はおすすめですよ。ルーター(リューター)を買って削ってもみましたが全く足りないというか。買うならルーターより電動彫刻刀です。刃は砥げば長く使えます。

替え刃のみならメール便で送ってもらえる店があって1000円程度で購入できました。ありがたや。

尚、電動彫刻刀を使う時は左手に耐刃手袋が安全です。もし刃が当たったら大ケガしますのできちんと保護してください。私が使っているのはファルフィットという商品です。

以上、7ヶ月ぶりの仏像彫刻に興奮冷めやらぬ私でした。うれしさのあまり、手を使い過ぎないよう気を付けます。

悩みがほどけて前向きになれる場所

2019年5月16日 [CAT仏像彫刻周辺の話] [要素:, ]

旅行中、手の状態がだいぶ良くなって、「これなら間もなく治るのでは」と期待しました。が、帰宅して日常に戻ったら逆に悪化。これ、さすがにかなり落ち込みました。しかも落ちたまま戻れない。どーーーーーん。

それが、同好会へ行っておしゃべりしていたら何だか元気が出てきて、新しい視点から対策を考えたりまた前を向くことができました。

ケガの事なんて話してないのに。たわいもない話をして笑っていただけなのに。仏像仲間、恐るべし。

ところで今ある手指の痛み、50歳前後の更年期にある女性が患う症状なんだって!どんぴしゃですわ。ホルモンバランスが急激に変わったことに体が対処しきれなくて関節の状態が悪くなったりするらしい。症状がどこに出るかは生活様式や体質による。

そうだよねぇ。だって治らないのがおかしいと思うほど、手を大事にしてるもん。痛める程使ってないし。使い過ぎが原因ならとっくに治ってるはずなのに悪化するって、どういうこと?問題の根っこは手じゃないんだな。

思ったより長引くのかも。いやもう十分長引いてるけど。だからこれからは、この状態でいかに負担をかけず彫るかを探っていきます。

少しずつ動き始めたいが…

2019年4月22日 [CATshopのあれこれ] [要素:, ]

オンラインショップ・Creema 共そろそろ在庫切れが増えてきまして、作って補充したいなぁと思いつつ、なかなか思うように手が動かなくてもどかしい毎日です。以前と比べたら手の機能的には50%くらいかな。

それでも、彫りたいなぁ。

現状で彫り始めるなら機械の力を借りないと難しい。粗彫りではミニルーターを導入することも考えています。できる事なら全て手作業でやりたいですが、それをしたら手が完全に壊れそう。指先に力を入れられないので前みたいに力任せな動作はできません。
それに、いずれ年取ったら手の動きも筋力も衰えるわけだから機械に助けてもらうことになるでしょうし、それを考慮すれば長く続けるためには、今のうちから手の負担を極力減らすような作り方をしていくのも悪くないかなと考えを改めました。
6地蔵 de 訳あり

先輩たちの声から判断するに、仏像彫刻ができるのはあと30年ほど。有料で提供できるレベルの作業ができるのはもっと短いでしょうから、せいぜい25年くらいかと思います。

それでもこれからの30年を、仏像彫刻を楽しみながら必要としている人にも提供しながら生きていくには、助けてくれる物があるなら使いましょう。自力で頑張れば何とかなると思っているうちは乗り越えられない問題も、できない事を受け入れて「できない」を前提に対策を講じれば乗り越えられます。多分ね。