適材適所で

2019年10月15日 [CAT小地蔵さん] [要素:, ]

小地蔵さんって、彫刻初心者が作り方を教えてもらいながら木彫の基礎を学ぶのにちょうど良い教材だと思うのです。他の仏像彫刻物と比べたら比較的短時間で「完成!」の醍醐味を味わえるし、ざっとひととおりの彫刻刀使いも経験できます。何より、自画自賛で恐縮ですけど、可愛い。特に自分で作ったお地蔵さんはより可愛くて「ハートわしづかみ」と、作った人たちが言ってます。

ただし、初心者が独りで完成させるのはちょっと無理かなと思います。あくまでも教えてくれる人がいること前提。中級者以上は下図と途中経過&完成写真を見れば作れるはず。

小地蔵さんの形は提供したいけど私自身は教えるのは得意じゃない、解説を作るどころか下図を整えることすら面倒に感じます。

しかしこの問題を解決する案を思いつきました。それは、木彫を教える人に小地蔵さんを教材として使ってもらうこと。私がやらなくても、教えるのが得意な人にやってもらえばいいんだなと。小地蔵さんだったら仏像彫刻でなく普通の木彫講座でも使えます。
小地蔵さんで6地蔵 合掌・念珠・柄香炉

以前から小地蔵さんの下図を提供(販売)することは考えていました。ただ、著作権の事とか考えると一度出したら消せないものでもあり、面倒くさくなってしまう部分もありまして。でもやってみようかなと思います。

自分で作ってみたい方に活用してもらえたらその方がいい。著作権フリーにはしませんけど、教材として使うなら商用利用も可能にするつもりで案を練っています。もちろん個人が楽しむために使う分には制限はありません。

カエルちゃん元気です

2019年10月13日 [CAT雑記] [要素:]

台風一過の朝。プランター付近に棲んでいるアマガエルがオクラの上でひなたぼっこしていました。

ひなたぼっこ中のアマガエル

後姿がたまらなく可愛い

いつもどこの水場にいるんだろう?謎。

明日の同好会は中止

2019年10月11日 [CATお知らせ] [要素:]

静岡の仏像を彫る会、明日は台風のため中止となりました。連絡網にあるメンバーには連絡が入っていると思いますが、もし見学等考えていた方はまた来月お越しください。

12月の作品展に出展する方へ申請書を配布する予定だったのができなくなり、ネットに申請書と作品展ポスターを置いてあります。必要な方は適宜ダウンロードしてご利用ください。詳細は仏像彫刻@静岡へ。
静岡仏像彫刻作品展2019

古着のレザーで筆入れ

2019年10月9日 [CAT彫刻用品] [要素:, ]

犬散歩用のポシェットを作った古着の残りがまだまだありまして、仏像彫刻用ペンケースを作りました。今までのは開け口が狭くて中に入っている物を探しにくく、「ここには何でもある(はず)、だけど見つからない」状況でしたから。

参考にしたのはこちらの動画。Diy Soho手作り倉庫さんの作品は創作意欲がかきたてられる楽しく実用的な物が多いので好き。

最初はこの動画通りのサイズで作りました。が、私の荷物はそれでは入りきりませんでした。なのでそれは夫に譲り、容量を増やして作り直しました。夫曰く「いや、これ(最初の作)でも十分な大きさだと思うけど」だそうで、ボンドやメジャーを筆入れに入れる方が間違ってるんじゃないの(だからこんな大きくなるんじゃ)と言われたですが、筆入れに入れなきゃどこに入れんのよって話。道具袋の中で迷子になる事間違いなし。
古着でレザーペンケース

革なのでワイヤー無しでもしっかり開きます。柔らかな布で作るならワイヤー入れた方がいいかも。私の場合は他の道具とワイヤーが当たったら心配なのもありこういう選択に。革は端の処理を気にしなくていいのが楽ですね。厚みが出る分、余分は切り落とす必要がありますけど。厚物縫いに不安あるミシンや道具で縫うならポケットは縫い代に挟まず、袋物のように独立して付けておく方がいいと思います。

古着の革の向こうにいる、原料となった牛。最後まで使い切ることが奪われた命に対する礼儀だと思っているし、少しは供養になるかなとも思います。

バンドソーの調整

2019年10月7日 [CAT彫刻用品] [要素:]

とってもお世話になっているバンドソー(電動帯ノコ)ですが、まっすぐ切るのは難しい。長い物だと段々幅が変わってくるし、刃の上部と下部ではやっぱり幅が違うし。切断後にノコやすりで削って形を整えるわけですがそれも手を痛めてからはきつくなってきました。

少しでもまっすぐに切れないかなぁと見つけたのがこちらの情報。
自作工房 バンドソーの調整で真っ直ぐ綺麗な切り口で切断する方法(ドリフト調整法)

私は調整が(も)上手くできないですけどやらないよりやった方がマシだと思います。バンドソーをご利用の皆様、お試しを。

瑠璃観音 制作過程一覧

2019年10月4日 [CAT習作] [要素:]

今までの写真を並べてみました。
瑠璃観音荒彫り 前
瑠璃観音小造り2-1
瑠璃観音小造り終盤 前後姿

瑠璃観音 指材接着

指が取れたことも



瑠璃観音 台座と光背用材切り出し
瑠璃観音台座 蓮華座・返花
瑠璃観音台座 返花
瑠璃観音台座 蓮華座・返花・上框

瑠璃観音光背穴あけ
瑠璃観音光背ざっと完成
瑠璃観音完成

瑠璃観音 3年かけて完成

2019年10月2日 [CAT習作] [要素:]

本体が完成してから早1年半、色が変わってきておりますが…。やっと全部揃いました。のんびりやってケガもあったりして、ほぼ3年かかりました。
瑠璃観音完成

足ホゾも彫って固定してあります。あとは同好会の皆さんに、観音さんがちゃんと正面を向いているかチェックしてもらうだけ(自分の癖は自分で見ても分からない)。
瑠璃観音 左右後ろ

後ろから見ると問題がひとつ。光背を支える光脚がまっすぐじゃありません。左上に向かって斜めになっているけど、光背の位置を観音さんの頭中央に持って来たらこうなりました。ちょっと観音さんの位置がずれているわけですね。まあ良しです。

やっと次に進めます。中宮寺の菩薩半跏像。如意輪観音らしいです。まずは写真から下図を作らないと。

松本明慶 佛像彫刻展 行ってきました

すごいなーの一言でした。私の背丈と同じくらいの大きな作品から小指くらいの小さな小さな作品まで多数の展示があり(販売している物と展示のみの物と)、どれも細部まで一切手を抜かずにきちんと彫り込んでありました。彩色・截金もとってもきれいでした。これだけの作品を運ぶのは大仕事だったでしょうね。

明慶さんご本人もいらっしゃいました。私の勝手な想像ですが、決して器用な方ではないんじゃないかなと。でもだからこそ、丁寧に手抜きなく実直な仕事をされるのだと思います。効率とは一番遠い所にいらっしゃる感じ。人に手を合わせてもらえるものを作るのは簡単な事ではないんだよ、とおっしゃった教室の先生の言葉を思い出しました。

今後も全国で展示・販売をされるのでしょう。もし近くで開催される機会があればぜひご覧ください。

ちなみに今回、無料観覧券をいただきありがたく使わせてもらいました。伊勢丹会員や農協関係や会社組織等で配布されたらしいです。

菩薩と如来 装飾の有る無し

同好会でもたまにそんな話が出たりするし、前に何かでも読みました。

修行を終え仏となった如来はもはや己を飾る物は必要ない。従って如来は装飾無し。他方、まだ修行の最中である菩薩は人と同じように装飾品を身に付けている(持物とは別の話です)。

菩薩の代表が地蔵さんや観音さんで、彼らは首飾りやら宝冠やらを身に付けています。人であった頃の名残なのでしょうか?対して、如来の代表である阿弥陀さんは確かに衣だけで飾りはありません。大日如来だけは例外とのこと。なぜ例外なのかは…各自調べてください。

瑠璃観音

首飾りと宝冠 瑠璃観音


大日如来

首飾りと宝冠 大日如来

仏さまって、元々は人間なんですよね。日本でも海外でも神は生まれながらにして神であって人は(基本的には)神にはなれない。菅原道真のような例外もありますけど。でも、仏には修業すればなれる、と認識しています。そこが仏教の救いなのかもしれません。

自らの修行を中断してまで衆生を救いにやってきてくれる菩薩は、如来とはまた違う魅力があるのでしょう。

小地蔵さんにも光背

2019年9月24日 [CAT小地蔵さん] [要素:]

完成した瑠璃観音の光背。小地蔵さんも背負いたいと言うので(?)ちょっと拝借。

小地蔵さんと光背

やはり光背はいい♪

何となくご満悦に感じます。夫の小地蔵さんは私のブレスレットをかけてやるとうれしそうだし、仏さんって実は宝飾好きなのかも。