利き手が使えなくて一番困ったのは…

2018年11月26日 [ CAT 仏像彫刻周辺の話] [要素:]

週末、教室で久々に彫刻刀を使いました。まだ指先が使えず細かい作業はできませんが、それにまだ結構痛いけど、やっぱり形ができていくのは楽しいです。そしてまだまだ続く怪我ネタ。

最も炎症がひどかった2週間は、利き手の右腕を体にピタッと付けて暮らしました。歩いて腕に振動が伝わるだけでも、右手で怪我していない他の指一本かすかに動かしただけでも、親指に激痛が走ったから。

食事は左手でスプーンかフォークか何なら手づかみ。着替えは夫に手伝ってもらいました。お風呂はシャワーで流すのみ、体を洗うということは無理ですが特に問題なし(寒かったけど)。でもね、どうにもならなかったことがただひとつ。

それは歯磨き。レベルダウンで実害あり。

左手で磨くわけですが、思うところへ手が行ってくれないのです。全然ちゃんと磨けない。時間をかけても磨き残りが。脳ミソと左手の意思疎通が全くダメダメ、まるで気の合わない二人羽織ですよ。年齢的に、きちんと歯磨きできなければ知覚過敏が素早くやってきます。そうなるとますます磨くのが難しくなるのです。焦りました。

右手で何とか磨けないかと歯ブラシを持ってみるも、持っただけで激痛。諦めました。左手で必要最低レベルを磨けるようになるまで1ヶ月近くかかりましたがこればっかりは他人に頼めないし(今はまだね)、ひたすらトレーニングあるのみ。左手との意思疎通を滑らかにするしかありませんでした。

これから想像するに、左手でお箸を使えるようになるには数ヶ月かかると思われます。子供がまっさらな状態から覚えるより時間がかかりそう。

さて、包丁も使えなかったので料理は乾物に頼りました。切り干しの大根・ニンジンやひじきに角切り高野豆腐、市販品と自家製干し野菜とを色々ストックしています。水と調味料を鍋に入れたら乾物を戻さずそのまま放り込んで煮れば完成です。出汁や風味が必要なら粉末の昆布・ショウガ・出し粉、干しエビ、スライスしいたけ。栄養豊富で簡単。使った鍋は洗えないので夫に託してました。

1日1品でも3日分の量を作れば毎日ローテーションしていくから問題なし。車を運転できるようになってからはお惣菜を買ったことも。料理が苦手な夫も週末には炊き込みご飯を作ってくれました(おかずは作れないので)。

包丁と言えば、キッチンバサミが役に立たなかったこと!ハサミって、利き手の親指が使えないと切れないんですね。キッチンバサミに関しては手が2本揃っていないと使えないのだと気付きました。

他にも手が2本ないと、あるいは親指がないとできないことが結構ありまして、手の不自由な人はすごく工夫して暮らしているんだなぁとしみじみ感じ入りました。

ですが、左手の多用は五十肩予防には役立ったと思います。四十肩・五十肩は利き手でない方の、動かす機会の少ない腕に出やすく(私は四十肩で左を痛めたことがあります)、可動域が狭くなって炎症を起こすようです。予防には肩から大きく使うのが一番。日常の動作で物を取る時などひじを上げて腕を動かすと肩の可動域が広がります。脳の活性化には両手を均等に使うのが効果あるらしいし、利き手でない手を意識して使うのはメリットのある事だと思います。

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