写真からイメージを映し込む

今ここにいない誰か・大切な者のために、仏さまを持ちたい。そんな場合もあると思います。

先日いただいたオーダーメイドのご注文はそんな用途でした。写真も見せていただきまして、私がその写真から感じたのは明るく強い生命力と愛らしさと気品。

写真を見たからと言って作品の作りを変えるわけではありません。が、出来上がった作品を見てご注文者様は上記と同じことを感じたそうです。ということは、写真のイメージをしっかり作品に反映できたのかなと。ホッとしました。
写真を基に制作

別に写真を見ても、それが何者でどんな関係で何を願うのかなんて気にしませんのでご安心を。それは必要ない情報なのです。「この人(この子)のために持ちたい」の一言で十分です。私はただただ写真から受け取ったイメージを頭の片隅に置いて静かに彫るだけ。余分な意識が入り込まないように、心静かに。何も意図することなく。私の意図が入り込んだらもうそれは「仏」ではないと思うから。

そして制作が終われば送っていただいた写真は削除します。お客さんの手に渡ったらそれはもう私を離れてお客さんの仏さまだから、気持ちも手放します。

もちろん写真がなくてもいいのですよ。でも、あってもいいという話。こういう機会を与えてもらえる私は、とても幸せです。

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